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再生医療(細胞療法)について

動物の体には、さまざまな器官や臓器などに変化(分化)する、幹細胞(かんさいぼう)と呼ばれる細胞が存在します。「幹細胞療法」とは、この細胞を体外で培養し、イヌやネコの体に戻してあげることで、失われた臓器や怪我の再生を行う治療法です。

「幹細胞療法」について

幹細胞療法では二種類の幹細胞を使用します。ひとつは骨髄液中に存在する骨髄幹細胞、もうひとつは、皮下脂肪中に含まれる脂肪幹細胞です。 これらの幹細胞は、骨や軟骨、筋肉や心筋細胞、そして血管を形作る細胞に分化することが知られています。幹細胞療法では、これらの幹細胞の分化する能力を利用することで、自分の細胞から必要な器官や臓器を形成させることを目的とした治療なのです。

■治療の流れ
イヌ、ネコの骨髄液または皮下脂肪を採取し、それぞれ幹細胞を培養します。培養した幹細胞は清潔な環境で培養し、細胞の数を増やします。増やした幹細胞は、洗浄、回収を経て、患部への注射や点滴によって体内に戻します。

■効果が期待できる病気

骨折
骨折癒合不全
幹細胞が骨の周囲にある骨膜や、骨細胞、また栄養を運ぶ血管に分化することで、骨折部位を修復します。
骨髄損傷 幹細胞が血管へ分化して、損傷部位の血流を回復することで、神経細胞の伸長を補助したり、脊椎全体の再形成を助けると考えられます。
炎症性関節炎 関節部分の骨膜や軟骨部分が傷ついたりすると、炎症を起こして歩行が困難な関節炎になります。幹細胞を投与することで、関節に新たな軟骨や骨膜を形成させ、痛みを和らげたり、炎症を改善させます。

「がん免疫細胞療法」について

動物には病気や怪我に対して、自分で治そうとする免疫力(白血球のリンパ球)という自然治癒力が備わっており、体内にできたがん細胞や体内に侵入した細菌やウイルスを攻撃して死滅させる働きがあります。「免疫細胞療法」は、このような生まれつき備わっている免疫力を強めることで、ガンの再発や進行を抑える治療法です。

■第四のがん治療法
これまでのがんの治療は(1)外科手術(2)化学療法(3)放射線療法の三大療法が主流でした。これに継ぐ第四の療法として、がん特有の苦痛を和らげ、普通の生活を送れるようなQOL(Quality of Life)を高める「免疫細胞療法」が世界中で研究され、臨床的な効果が認められるようになりました。これまでの三大療法と併用することで、さらなる治療効果が期待されます。

特徴 本来血液中に含まれるリンパ球を体外で培養し、再び体内に戻してあげることで、がん細胞を攻撃させる療法です。免疫細胞療法も様々な種類があり、研究が進んでいます。
メリット 小さながんや、全身に広がったがんに対する治癒効果・切除後のがんの再発予防・副作用がほとんどない・QOL(生活の質)の向上
デメリット 大きな腫瘍を小さくすることはできません。投与回数にもよりますが、費用が高額になります。

■治療の流れ
イヌ、ネコの血液(10〜12ml程度を採血)からリンパ球を回収し、薬剤を加えてリンパ球(αβTリンパ球)の活性化・増殖を行います。その後、およそ1000倍に増えたリンパ球を洗浄・回収し、点滴で体内に戻します。

細胞の安全性について

実験・培養室

幹細胞療法および免疫細胞療法にもちいる細胞は、隔離された専用の機器など、無菌的で安全な環境下において培養されます。細胞の安全性については、バクテリアや真菌などのコンタミネーション(汚染)が無いよう、細心の注意を払っております。

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